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恋はデジャ・ブ

タイムリープもので有名な古い作品です。同じ日を何回も繰り返してしまうという設定です。
それに気づいた主人公はありとあらゆることを試してみます。警察に捕まって留置場に入れられても、目が覚めると何事もなかったようにベッドで目が覚め、また同じ2月2日が始まります。
自暴自棄になってあらゆる方法で自殺をしてみても、また2月2日朝6時に、同じラジオ番組を聞きながら目が覚めます。
この何度も繰り返す自殺シーンを見て、輪廻転生の仕組みを連想してしまいました。もしこの人生に失望して来世でやり直そうと自殺しても、また生まれ変わった人生で同じようなことを繰り返して死にたくなるのかもしれない。この人生で設定した何かが修了しないうちは、何度生まれ変わっても同じことを繰り返すのかもしれない。だから、直面すべき問題からは逃げられないんだろうなぁと。。。

監督の話では、主人公が2月2日を繰り返す回数はおよそ3000回だそうです。嫌な奴だった主人公がだんだん成長していい人に変わっていくプロセスも自然で納得できる構成になっています。
この人は人間としての格が違うなぁ。。と思える方にたまにお会いしますが、そういう人は、何千回も多く生まれ変わっている大先輩の魂なのかもしれません。

ミッション:8ミニッツ

監督はデヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズです。約90分という短い時間でこんなに面白いストーリーをつくれるなんて、さすがです。基本はSF+サスペンスなのですが、見終わった後はとてもあたたかい気もちになる素敵な映画でした。伏線を確認したくて2回連続で観ましたが、2回とも泣いてしまいました。

“今”を大切に生きよう
と文章にすると、使い古された陳腐な感じもしてしまいますが、この“今”という時間の大切さを気づかせてくれる映画です。
私は個人的にはパラレルワールドがあると思っているので、その点でもいろんなインスピレーションをもらえました。自分の好きなパラレルワールドへ行くためには、この映画の中でしつこいほど繰り返し出てくる“Everything is gonna be okay.”といったセリフを決めておくのがよいのかも。
ちなみに、パラレルワールドを旅するという視点から現実創造を考えるには、ヴァジム・ゼランド の“リアリティ・トランサーフィン” シリーズの本がお勧めです。

こういうループものorタイムリープものには、ツッコミどころがたくさん出てきてしまうのはしかたがないのですが、ハッピーエンドの世界線に焦点を当てて終わらせてくれているので、後味がとてもよかったです。

リアリティ・トランサーフィン 第4巻(その2)

(その1)の続きです。太字原文ママです。
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p176
危惧と異なり、願望はそれほど簡単には実現しない。なぜなら願望において魂と理性が一致することはまれだからだ。魂は理性に反対する。その理由は、理性が振り子たちの影響に屈し、他人の目的に向かおうとするからだ。理性のほうはというと、自分の本当の望みを認識していないか、あるいは、そのような望みの実現を信じていないかのどちらかなのだ。
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p179
ベネチアの鏡職人たちには独自の秘密があった。彼らは、アマルガム――――反射面をコーティングするメッキ――――に金を混ぜていたことから、反射スペクトルが温かな感じを帯びるのだった。
同様の方法で、二元鏡の一部を特別に自分のために改良することができる。自分の世界の層を居心地よく整えるためには、自分独自のアマルガムを作りあげるべきだ。世界の層は、数多くの反応――――本人の自分自身への接し方、および取り巻く現実の何らかの現象に対する態度――――からできあがっている。こうした関係のスペクトルから、支配的な基調色を定めている一本の主要なスペクトル・ラインを取りあげてみる必要がある。
支配的な基調色としては、たとえば「世界は私のことを気遣ってくれる」というフレーズを選んでみてもよい。人はきっかけさえあれば、待ってましたとばかりに不満という形で自分の態度を表してしまうが、好ましいことに対しては、当然のこととしてほとんど無関心に受け入れる。人は習慣からカキ貝のように自動的に反応し、そのような態度を無意識に取っている。
さあ、ここでカキ貝よりも一段上に昇り、目を覚まし、意識して接し方を選ぶという自分の優位性を活用してみよう。支配的な基調色に従い、自分の現実認識を目的にはっきり向けて同調させよう。すると、鏡が反応するのを目の当たりにするだろう。これでリアリティを操縦する道への第一歩を踏み出したことになる。
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p183
ところで、すべてを元通りに取り戻すことができるのだ!屈託がない暢気な気分も、幼い頃のアイスクリームの味も、新鮮味の感覚も、よりよくなることへの期待感も、生きていることの喜びもである。取り戻すことは簡単なことである。それは信じがたいほど簡単なのだ。信じられなくても、試してみよう。もし現実への接し方を自分で意識的にコントロールするならば、世界の自分の層を一新することができるということは、誰も思いつかないのだ。取り巻く世界は、世界に対するあなたの見方どおりになっていく。これは、人生を楽観的に見つめようなどという空虚なスローガンではなく、自分のリアリティを形成するための具体的な仕事なのだ。
この瞬間から、何が起ころうとも、自分の態度をコントロールすることにしよう。現在が思っていたほど良くなくても、問題ではない。
(中略)
そう、あなたが世界に冷たく接したときから、世界は大きく変わってしまったのだ。
(中略)
しかし、鏡が変化することはあり得ないように、世界も変化していなかった。変化したのはあなたの接し方のほうであり、あなたの思考の反映であるリアリティがあなたの態度に従ったまでのことなのだ。
さあ、ここで目を覚まし、両目を見開き、ベッドから身を起こし、周りを見回してみよう。そこは、遠い昔、あなたを気遣い、共に楽しく時を過ごしたことのある、以前の世界である。あなたがようやく幻想から抜け出して我に返ったことを世界はどれほど喜んでくれることか。
さて、これであなたと世界は一緒になり、すべては元通りになるだろう。この古くからのつきあいのある献身的なしもべを、自らの好ましからざるふるまいによって傷つけることだけは二度としないように願いたい。肝心なのは焦りは禁物ということだ。なぜなら、鏡の第三法則によれば、元通りの状態に戻るまでには、時間が必要だからである。最初のうちは忍耐と自制があなたに求められる。自分のリアリティを形成するための具体的な仕事を行っているのだと承知していなくてはならないのだ。
具体的な仕事とは次のようなことである。どのような状況に出くわそうと、たとえそれが取るに足りないことであっても、良いことであれ、悪いことであれ、どんなことが起ころうとも、常にアマルガムのフレーズを自分に繰り返してみよう。もし幸運に出会ったら、世界は本当にあなたのことを気遣ってくれている、と自分に繰り返すことを忘れてはならない。些細なことのひとつひとつにおいて、これを確認しよう。腹立たしい状況と遭遇したら、それでも、意図の調整(コーディネーション)の法則に従って、万事うまく行く、と繰り返してみよう。
状況がどうなろうとも、あなたの反応は――――世界はいずれにせよ自分のことを気遣ってくれる――――というように、一様でなければならない。もしあなたに幸運なことが起こったら、そのことに特別な注意を払おう。また、もし不運に見舞われたら、意図の調整の法則を守れば、あなたは幸運な人生ラインに踏みとどまっていることだろう。なにしろ世界が、どんな不快事からどんな方法によってあなたを守ってくれたかについて、あなたは知ることができないのだ。世界を信頼してあげよう。 続きを読む リアリティ・トランサーフィン 第4巻(その2)