へんてこワールドの歩き方

スピ界の重鎮、松村潔先生のお話はいつも難解で、ちょっと何言ってんのかわからない、、、となってしまいますが、最近、数人の生徒に講義形式でお話しされているチャンネルが開設されたようなので、もしかしたらわかりやすく話しているかも!と期待して聞いてみました。
私はグルジェフもカバラも占星術もあまり詳しくないので、やっぱり、半分くらい何を言っているのかわかりませんでした。しかし、時々、すごく面白いこと言ってるなぁと思う箇所もあるので頑張って理解しようと聞きました。先日、聞きながらそのまま寝落ちしてしまったのですが、その時にものすごい悪夢を見ました。
~掃除しても掃除してもゴミが掃除機から吐き出されてしまう。。しかも、猫が食べたものを吐き戻す時のような声を出しながら掃除機がゴミを吐き出すので怖い。。エンドレスな掃除を続けていると、干したばかりの洗濯物が強風で全部地面に落ちてしまう。。洗濯もやり直さなきゃ。。そういえば車を置いてきちゃったから後で電車で取りに行かなきゃ、あ、あの書類を提出しなきゃ。。あれもやらなきゃこれもやらなきゃ。。などと考えて焦っている~
という、目の前の掃除が終わらないので永遠に家事や雑事が先に進まない、という悪夢でした。

そうか、入れ込み過ぎた。。もっと距離を置いて生暖かく見守らなくちゃいけなかったな。。
夢から警告されました。
松村先生は肉体や物理次元を低次なものとして軽視し過ぎる傾向があり、その教えは、日常の家事や雑事とは対極にあるものです。
そっち方向に頑張っても堂々巡りで先に進めないから日常生活をおろそかにしないでね、ということ?
さらに、今あなたが吸収しようとしている知識はすべてゴミだから吐き出しなさいよ、という意味もあるかもしれません。

先生の理論はぶっ飛んでるので、大多数の人が???となってしまい、そこまでブームにはなりませんが、一定数の熱狂的なファンがいます。ご本人は仙人のような引き籠り生活をしていても、「先生、もっと教えてください!」と寄って来る人がたくさんいるし、「先生、また本を出しましょう!」と言ってくる出版社もたくさんあります。なので、社会的に孤立することもなく、経済的にも安定しているでしょう。しかし、一般の人が先生の教えを本気で忠実に実践したら、廃人になるだけなので危険です。
特に、先生が大腿骨頭を損傷してしまってからは、さらに肉体や物理次元を軽視する方向に傾いていったように思われます。この症状の原因についてご本人は「多数のアイデアを生み出すような暮らしをすると大腿骨が壊れやすくなる」と説明していますが、そこも危うさを感じます。
何のためのアイデア?物理次元では一切役に立たないアイデアですよね?私はもっと現世利益がある方が好きだなぁ。。
一番聞いてみたい疑問は、先生は何人もの宇宙人と交流しているんだから、足も宇宙人に治してもらえばいいのに、、、それはできないの??ということです。
宇宙人なら一瞬で治せるはずですよね。
↓こういう話好き😂20:22くらい~

このくらいの現世利益がなければ別に宇宙人と交流しなくてもいいかな。。妄想の中だけで終わってしまう話なので。。

スピ界には、現世利益追求タイプと世捨て人タイプがいますが、松村先生は後者の世捨て人タイプですね。世捨て人タイプで私が真っ先に思い出すのはダンテス・ダイジ氏です。彼の本を読んで、すごくいいこと言っているなぁと思って調べたら、最終的に自殺していたことを知りました。彼は小学生の頃から瞑想していて、ずっと自殺願望もあったようです。高次元の魂だと物理次元は低レベルすぎて嫌になって、肉体が窮屈で脱ぎ捨てたくなってしまうのでしょうか。ちなみにダンテス・ダイジ氏はオウム真理教の麻原彰晃の師だったという噂もありますが、実際その事実はなく、麻原が彼の教えを勝手にパクって教義に取り入れていただけです。

書いていたら、世捨て人タイプの事例をもう一つ思い出しました。
これはもう何年も前ですが、ブックオフで『魔女の夢』と『呪術師の飛翔』という2冊の本が並んでいるのを見つけて、題名に惹かれて両方買いました。読んでみたら2冊ともすごく面白かったので、著者のフロリンダ・ドナー氏とタイシャ・エイブラー氏について調べてみました。この二人の女性はカルロス・カスタネダ氏の弟子で、カスタネダ氏や他の複数の女性弟子たちとコミューンで共同生活をしていたようです。周辺の住人からは、ハーレム状態の閉鎖的なカルト集団として見られ、かなり不気味がられていたとか。。
カスタネダと言えば、そっち界隈で一時ブームになった呪術師ドン・ファンシリーズの著者ですよね。このシリーズを読んで人生を変えるほどの衝撃を受けた!という人も少なくないです。私も大学時代、先輩に「この本はすごいから読め!」と無理矢理貸された覚えがあります。その時は、最初の方の、ダチュラ(チョウセンアサガオ)を食べてバッドトリップしたあたりまで読んで挫折しましたが。。
ただ、このシリーズはすべて創作であることがバレていて、ドン・ファンも架空の人物だったんですよね。ストーリー自体は魅力的で、作家としての才能はあったんでしょう。学術的には1970年代、一般の読者にも1990年代には、「これはフィクションである」という認識が共有されていました。それなのに、私の大学時代の先輩もそうですが、いまだに彼の呪術修行は実体験だったと信じている人がたくさんいます。本を読んでからその著者の背景をわざわざ調べる人って少数派なのかなぁ。。。
で、カスタネダ氏は晩年、糖尿病と肝臓がんで衰弱していく中、周囲の女性弟子たちにかなり厳しくあたるようになり、「それは虐待ともいえるもので見るに堪えなかった」という信者の証言も残っています。彼は72歳で肝臓がんで亡くなりましたが、その死の直後、上記のフロリンダ・ドナー氏、タイシャ・エイブラー氏を含む女性弟子たち5人が同時に失踪しました。そのうちの1人の白骨化した遺体が砂漠で発見され、餓死による自殺の可能性が高いと推定されています。他の弟子たちは行方不明のままで遺体は見つかっていませんが、おそらく一緒に集団自殺したのだろうと推測されています。なぜなら、カスタネダ氏の教えは「肉体を超えて“飛翔”する」「死は意識の移行」「この世界から離脱する」といったものが有名で、研究者の多くは「彼女たちは教義に基づいて“飛翔”を試みた」のだろうと解釈しているからです。
あらら、“見えない世界”に心酔する人たちの末路って結局こうなっちゃうんだよなぁ。。

誰かの言葉に心が動いて「なんか深いこと言ってる!」、「いいこと言ってる!」と思っても、その人がどんなことを言っているかではなく、どんな人生を生きているかを調べた方がいいですね。
その点、先日ご紹介したジョセフ・キャンベル氏は素敵ですね。この対談は彼が亡くなる1~2年前に収録されたものです。亡くなる直前まで、こんな少年のようなキラキラした目で好きなことについて熱く語れるような生き方っていいなぁと思います。
なので、彼の一番有名なセリフ “Follow your bliss(至福に従え)” という教えを心に留めておきたいです。厄介なのは、トンデモ思想やスピ思想を主張する人々を観察&考察することが、私の至福の一つということです。ウォッチングを楽しみながら、そっち側に取り込まれないように気をつけたいです。