(11)の続きです。
これはちょっとした番外編になります。
ちょうど『Aセラピーセンター』に行き始めたくらいの時期です。
私は若い頃の不思議な経験が忘れられず、まだ気功治療にもこだわっていました。
どこかに本物の先生がいるはずだ!そしてもう一度あの面白い体験をしてみたい!と、面白そうな気功治療を探していたら、近所に『S気功センター』なるものを発見しました。(※現在は他県にお引越しされているようです)
この先生はCD付きの本も何冊か出版されていて、そのレビューは賛否両論。今思えば、絶賛レビューはサクラか関係者かなという感じもしますが、当時の藁にもすがりたい私は絶賛レビューの方を信じて予約をしました。
メールで予約をしたのですが、その返信メールには施術を受ける際の細かい注文がたくさん書かれていました。まさに“注文の多い治療院”です。
例えば、
「必ず5分前に到着するようにしてください。それより早く来られても遅く来られても入れません」といった内容。
厳しい。。電車の時間の関係でそれより前に着いちゃうこともあるだろうし、私はいつも余裕を持って約束の10分位前に着くようにしてるんですが。。。
治療院はご自宅と兼用なので、あまり早く来られても迷惑なのかもしれませんね。
それから、
「靴下は履いているもの以外にもう一足分用意してください。玄関に入ったら、履いている靴下の上から持参した靴下を重ね履きしてからあがってください。衛生上の理由です」という内容もありました。
つまり、もう一足の靴下はスリッパの代わりってこと?スリッパを用意して消毒するのが面倒ってこと?
こういった細かい注文に???となりながらも、私は靴下一足分を持参し、駅からの道で時間を調整し、治療院となっている先生ご自宅の一軒家の前でぼーっと立って数分待ち、予約の時間の5分前きっかりにインターホンを鳴らしました。
ごく普通の一軒家でした。先生の奥様が玄関のドアを開けてくれ、言われるがまま、用意したもう一足の靴下を今の靴下の上に重ね履きすると、ようやく家に上げてくれました。慣れない靴下の二重履きで足に違和感を感じながら廊下を歩き、治療室となっている広めの部屋に案内されると、そこにはついたてが立っており、手前には椅子があって待合室のようになっています。ついたての向こう側には先客がいるらしく、先生と話す声が聞こえます。まだ治療中のようでした。
奥様によると、常連さんの予約が急に入ってしまったので少し待ってほしいとのこと。私は待っても5分~15分くらいかな、と思っていたのですが、結局50分も待たされました。 続きを読む 絶望的な激痛が奇跡的に治った話(12)