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絶望的な激痛が奇跡的に治った話(14)

(13)の続きです。

あんなに酷かった痛みと痺れはすっかり消えてなくなりましたが、私の周囲の人たちはそれが信じられないようでした。
そんなに辛そうに見えていたのでしょうか。実際辛かったですが…
特に、たま~にしか会わない人たちの反応は面白かったです。

例えば兄。遠くに住んでいるので年に数回しか会う機会がありません。
久しぶりに会った時に、
「で、どう?首の調子は」と聞かれ、
「ああ、もう治ったよ。首じゃなかったんだけどね」と答えると、
「は?? えぇー?!!」と、二度見、ならぬ、二度聞き。
結局痛みの原因は首ではなく、肩甲骨周辺をほぐしたら治った経緯を説明すると、
「ふうん、頸椎の形と痛みは相関がないってこと?」と、不思議そうに考え込んで、早速『Tカイロプラクティック』をスマホで検索していました。
兄は医者なのですが、専門は循環器で整形外科の知識は素人レベルです。分野が違うと何も知らないようです。
前回会った時、私が痛みに苦しんでいることを知ると自分の同級生で整形外科に進んだ人を調べてくれて、
「あ、こいつ、もう院長になってる。ここの病院ちょっと遠いけど、紹介して良くしてもらうようにするからゆっくり入院して手術するといいよ」などと言ってくれていたのです。何やら怪しげな民間療法を試しているようだけど、絶対に治るわけがないと思っていたようでした。

他にも、たま~にスポーツジムの更衣室で会うヨガインストラクターの知人。
久しぶりに会った時、
「首はどう?」と聞かれ、
「ああ、治ったよ、首じゃなかったんだけどね」と答えると、
「え?? えー!?!」と、また二度聞き。
そして、私が今までの経緯を説明すると、
「そうなんだぁ!!…私の知り合いのインストラクターにも全く同じ症状の子がいるの。その子は首の骨には全く異常がなくて、医者には原因不明って言われちゃって、、、もうどうしようもなくなってるの。辛くて仕事も辞めることにしたみたい…」と言って、早速『Tカイロプラクティック』をスマホで検索し、
「ありがとう!ここ紹介してみるね!」と保存していました。
こうやって本当の口コミって拡がっていくんですね。

しかし、やっぱり日本の整形外科って終わってますね。
首を動かすと腕に痛みと痺れが出るという症状の場合、その画像を撮って、
骨の形が歪んでいる→「首の骨が原因」と断定する
骨の形がきれい→「原因不明」と断定する

の二択の診断しかないってことですよね。(※腰痛&足の痛みと痺れの場合も同様) 続きを読む 絶望的な激痛が奇跡的に治った話(14)

絶望的な激痛が奇跡的に治った話(13)

(12)の続きです。

今後はもう『Tカイロプラクティック』一本に絞ろう、と決めました。
明らかに一回だけで症状が軽くなり、インチキ要素もなく、料金も安く、場所的にも通いやすく、直感的にもここに通えば大丈夫と思えたからです。
この直感は正しかったようで、行く度に痛みがどんどん軽くなっていきました。
やっぱり左肩甲骨の辺りをゴリゴリマッサージするのが一番効く感じがしたので、自分でも筋膜ローラーツボ押しそれらが一体化した便利グッズを買って、暇さえあればマッサージしていました。

顎を少し上げるだけで腕に激痛が走っていた状態だったのが、だんだん正面を向けるようになり、上も向けるようになり、ヨガの後屈系の反るポーズもできるようになり。。。という風に、週一ペースで通って3ヶ月もたたないうちに完全に治ってしまいました。結局こんな原始的な方法で治ってしまうとは。。。
手術しないでよかった~!!

何が起こっていたのか、物理的な面から説明すると、 続きを読む 絶望的な激痛が奇跡的に治った話(13)

絶望的な激痛が奇跡的に治った話(12)

(11)の続きです。

これはちょっとした番外編になります。
ちょうど『Aセラピーセンター』に行き始めたくらいの時期です。
私は若い頃の不思議な経験が忘れられず、まだ気功治療にもこだわっていました。
どこかに本物の先生がいるはずだ!そしてもう一度あの面白い体験をしてみたい!と、面白そうな気功治療を探していたら、近所に『S気功センター』なるものを発見しました。(※現在は他県にお引越しされているようです)
この先生はCD付きの本も何冊か出版されていて、そのレビューは賛否両論。今思えば、絶賛レビューはサクラか関係者かなという感じもしますが、当時の藁にもすがりたい私は絶賛レビューの方を信じて予約をしました。
メールで予約をしたのですが、その返信メールには施術を受ける際の細かい注文がたくさん書かれていました。まさに“注文の多い治療院”です。
例えば、
「必ず5分前に到着するようにしてください。それより早く来られても遅く来られても入れません」といった内容。
厳しい。。電車の時間の関係でそれより前に着いちゃうこともあるだろうし、私はいつも余裕を持って約束の10分位前に着くようにしてるんですが。。。
治療院はご自宅と兼用なので、あまり早く来られても迷惑なのかもしれませんね。
それから、
「靴下は履いているもの以外にもう一足分用意してください。玄関に入ったら、履いている靴下の上から持参した靴下を重ね履きしてからあがってください。衛生上の理由です」という内容もありました。
つまり、もう一足の靴下はスリッパの代わりってこと?スリッパを用意して消毒するのが面倒ってこと?

こういった細かい注文に???となりながらも、私は靴下一足分を持参し、駅からの道で時間を調整し、治療院となっている先生ご自宅の一軒家の前でぼーっと立って数分待ち、予約の時間の5分前きっかりにインターホンを鳴らしました。
ごく普通の一軒家でした。先生の奥様が玄関のドアを開けてくれ、言われるがまま、用意したもう一足の靴下を今の靴下の上に重ね履きすると、ようやく家に上げてくれました。慣れない靴下の二重履きで足に違和感を感じながら廊下を歩き、治療室となっている広めの部屋に案内されると、そこにはついたてが立っており、手前には椅子があって待合室のようになっています。ついたての向こう側には先客がいるらしく、先生と話す声が聞こえます。まだ治療中のようでした。
奥様によると、常連さんの予約が急に入ってしまったので少し待ってほしいとのこと。私は待っても5分~15分くらいかな、と思っていたのですが、結局50分も待たされました。 続きを読む 絶望的な激痛が奇跡的に治った話(12)