監督はデヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズです。約90分という短い時間でこんなに面白いストーリーをつくれるなんて、さすがです。基本はSF+サスペンスなのですが、見終わった後はとてもあたたかい気もちになる素敵な映画でした。伏線を確認したくて2回連続で観ましたが、2回とも泣いてしまいました。
“今”を大切に生きよう
と文章にすると、使い古された陳腐な感じもしてしまいますが、この“今”という時間の大切さを気づかせてくれる映画です。
私は個人的にはパラレルワールドがあると思っているので、その点でもいろんなインスピレーションをもらえました。自分の好きなパラレルワールドへ行くためには、この映画の中でしつこいほど繰り返し出てくる“Everything is gonna be okay.”といったセリフを決めておくのがよいのかも。
ちなみに、パラレルワールドを旅するという視点から現実創造を考えるには、ヴァジム・ゼランド の“リアリティ・トランサーフィン” シリーズの本がお勧めです。
こういうループものorタイムリープものには、ツッコミどころがたくさん出てきてしまうのはしかたがないのですが、ハッピーエンドの世界線に焦点を当てて終わらせてくれているので、後味がとてもよかったです。