ウニヒピリ

ホ・オポノポノを初めて知ったときは、ただ呪文のように4つの言葉を唱えていればすべてうまくいくのだと思っていましたが、やはり全く効果は感じられませんでした。その後、いろいろな情報や書籍が日本にも入ってきて、やっとコツがわかってきました。
“ウニヒピリ”というのは、ホ・オポノポノ独自の用語で、インナーチャイルドとも潜在意識とも説明されています。
本当に自分が感じていること、本音の部分ということでしょうか。
自分が本当に感じていることから逃げずに、自分自身の気持ちを汲んであげること、言葉にしてしまえばシンプルだけど、実は一番難しいことなのかもしれません。
これは、セドナメソッドマネゲのプロセスや、よく効くと言われているメソッドに共通する核の部分であり、結局は古くからあるヨガや瞑想と同じことをしています。
ホ・オポノポノのやり方のコツがつかみやすい箇所を以下に抜粋しました。
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p95
理想的なクリーニングの方法は、ウニヒピリが出してくれたものを一回何もかも受け止めて、それを一つずつあなたがクリーニングしていくというやり方です。

(中略)
わたしは、毎日できるだけしょっちゅうウニヒピリに話しかけています。
「今、元気?」
答えがないので、「愛しています」と言ってクリーニングしました。すると、なんだか疲れを感じました。そこで、また「愛しています」と言ってクリーニングをします。
(中略)
このやり方はほんとうにお勧めです。そんなふうにクリーニングを実践されたあるクライアントAさんの例をお話しさせてください。
彼女は長い間「愛しています」だけを言って何も変化がありませんでした。
ある日、一つ言ったら出てくるウニヒピリの声を受け取ってから次に進むという方法をシェアしたところ、Aさんはこのようにクリーニングしてみました。

できるだけ多くのタイミングでウニヒピリに話しかけるようにした。

「・・・・」という返事だったので「愛しています」と話しかけた。

すると疲れが出てきた。疲れているという記憶をウニヒピリが再生してくれたことに気づいた。

「愛しています」と言って、その記憶をクリーニングした。

昨日上司に怒られたことを思い出して「悲しい」という感情が出てきた。

「悲しい」という記憶をウニヒピリが再生してくれたことに気づいた。

「愛しています」と言って、その記憶をクリーニングした。

お母さんへのいろいろな感情が出てきた。(愛しさ、怒り、恨み、反省などなど。)

お母さんへのいろいろな記憶をウニヒピリが再生してくれたことに気づいた。

「愛しています」と言って、そのいろいろな記憶を一つひとつクリーニングした。

お父さんへのいろいろな感情が出てきた。(憧れ、失望、劣等感、同情などなど。)

お父さんへのいろいろな記憶をウニヒピリが再生してくれたことに気づいた。

「愛しています」と言って、そのいろいろな記憶を一つひとつクリーニングした。

小さいころ、実家のあった田舎で大けがをしたことを思い出した。

そのときの痛みや恐怖という記憶をウニヒピリが再生してくれたことに気づいた。

「愛しています」と言って、そのいろいろな記憶を一つひとつクリーニングした。

「田舎に帰ろう!」と思いついた。

ウニヒピリが「田舎に帰ろう!」と自分が思いついたという記憶を再生してくれたことに気づいた。

「愛しています」と言って、何度も何度もそのことをクリーニングした。
その結果彼女は「田舎に帰る」というインスピレーションを得ました。それまで都会暮らしがとっても気に入っていたし、何も不便を感じていたわけではないのですが、田舎に戻りました。今は穏やかに暮らしながら、そこの風土に溶け込んだ芸術活動でとても成功しています。
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【追記】
心理学でいうセルフ・コンパッションとも同じことをしていますね。