絶望的な激痛が奇跡的に治った話(11)

(10)の続きです。

そっか~!!
首じゃなくて肩甲骨周辺の筋肉だったか~!!

この実感を伴った新発見と、これでこの激痛に終わりが来るだろうという明るい予感、やっといい治療家を見つけた感動で気分が高揚していた私は、
その数日後に予約していた『Aセラピーセンター』に行った時に、
「先生、この間別のカイロに行って、肩甲骨周辺の筋肉をほぐしたら痛みがすごく軽くなったんですよ!やっぱり頸椎の問題じゃなくて筋肉の問題だったみたいです!」と伝えました。今考えると、このプライドの高い先生の気持ちをもう少し汲んであげたらよかったなぁと少し反省しています。
すると、『Aセラピーセンター』の先生は、
「ほらね、だから言ったでしょ?胸郭が原因だって…」

え?今まで胸郭なんて一言も言ってなかったけど。。。
今までは首を治そうとしていたようだけど。。。
しかも、正確には胸郭じゃないよ?肩甲骨周辺の筋肉なんだけどなぁ。。。

プライドの高すぎる先生は、そう言い返すのがやっとだったのでしょう。
ここでやっとこの先生に対する疑念が生じました。
今までは藁にもすがる気持ちで先生のブログの過去の記事を読み漁り、奇跡的に治った事例をたくさん読んできて、自分をある種洗脳していました。
信じたかったのです、この先生がゴッドハンドだと。
でも、本当に“効く”治療をしてくれる他の先生に出会った後には、そんな強引な自己洗脳はあっさり解けてしまいます。 続きを読む 絶望的な激痛が奇跡的に治った話(11)

絶望的な激痛が奇跡的に治った話(10)

(9)の続きです。

民間療法を試している期間も整形外科には定期的に通い、痛み止めの薬をもらっていました。さらに併設のリハビリ室で、首の牽引、低周波マッサージ、温熱治療の3セットも受けていました。相変わらず痛み止めの薬もリハビリも全く効かず、痛みは強くなるばかりの現状を見て、保存療法推しだった医師も、
「そろそろ手術を考えた方がいいかもしれません」と、
手術を受けられる病院のリストをコピーした紙を渡してくれました。
まあ、痛み止めが効かなければ処置なし、というのは最初からわかっていたのですが、医学的にはもう手術しかこの痛みから逃れる術はないってことだよね、と再認識しました。

医者の仕事ってやりがいあるのかなぁ。。患者から症状を聞いて薬を処方するだけの医者なら今後はAIがやればいいよ。。そっちの方が正確だし。。
それで浮いたお金は高度な技術を持つ医者を育てる資金に充てればいい。。
なんてことを勝手に妄想しながら病院を後にしました。

手術なんか嫌だ…という気持ちは私のわがままかもしれません。でも、本当は手術など全く必要ないんじゃないか、というはっきりした直感もありました。
やはり怪しくても民間療法を探すしかない、という思いを強くしたのでした。
もう少しペースを上げよう。。。 続きを読む 絶望的な激痛が奇跡的に治った話(10)

絶望的な激痛が奇跡的に治った話(9)

(8)の続きです。

前回書いた、色々なグッズを売りつけようとしてくるカイロプラクティックは、怪しすぎて二度と行く気になれませんでした。
が、思いのほか、施術後痛みが軽くなっていたのです。
そう、“オステオパシー”とやらが効くのかもしれないのです!
ちなみに、“オステオパシー”というものが何なのか、いまだにわかっていません。検索して説明を読んでも全くわからず、イメージもわきません。

その頃、歩いて行ける近所の鍼の治療院にも通っていました。
通っても痛みは軽減しなかったのですが、そこの先生はのんびり癒し系でいろんな愚痴を聞いてくれて心が落ち着くので、回数券を買って時々行っていました。
ある日、その先生が話の流れで「う~ん、首だったらオステオパシーが効くかもねぇ…私の知り合いもいるけどちょっと遠いかなぁ」と教えてくれました。
あ、出た、“オステオパシー”!
やっぱりオステオパシーやってみなきゃ!!
一気にやる気になりました。

帰ってからすぐに“オステオパシー”で検索、ヒットした『Aセラピーセンター』という治療院に電話しました。
「すみません、あの、頸椎がずれちゃってるんですけど、そういうのも治せますか?」と直球の質問をしたら、
「得意分野ですよ」と男性の声で即答。先生ご本人のようです。
ああ、これは期待が持てる!!
早速予約を取りました。
その後その先生が書いているブログを読み漁りました。
とても自信に溢れた記事ばかりで、厄介な痛みもすぐ治してしまう事例がたくさん 書かれていました。
この先生は他の治療家の方にも教えていて、定期的にスクールやセミナーも開催していて弟子もたくさんいるようです。
おお、この人すごいかも!ゴッドハンドかも!
記事を読むうちに期待が高まりました。
この先生だったらこの激痛を終わらせてくれるかも!!!
藁をも掴む気持ちとはこのことですね。 続きを読む 絶望的な激痛が奇跡的に治った話(9)