【実験日記】スピ系メソッドで騒音問題を解決できるか(11)

前回(10)の続きです。

前回の日記で書いたように、とりあえずコア・トランスフォーメーションをやってみて出た答えは、『私の中にあるパートは自分のパワーをぶつける出口が欲しいから、騒音問題を創り出していて、その解決法は目が覚めた状態でいることである』というものです。

確かに、この騒音問題は自分の中のパワーの問題と関連がありそうだなぁとおぼろげに感じていたので、知的には納得できます。が、だからといって、一向に騒音はなくならないし、騒音に対する自分の気持ちもほとんど変わりませんでした。きっとこのコア・トラのプロセスを何回も繰り返すと変わってくるのかもしれません。

しかし、前回書いたプロセスを終えるのに数時間かかるし、すごくエネルギーを使うのでもう一度やろうというモチベーションが上がりません。 これ以上分析しても、もっとドツボにはまって混乱しそうなので、とりあえずここで出た答えは保留にしておいて、次はブランドン・ベイズ著『癒しへの旅』で紹介されている“感情の旅”をやってみました。

ある朝、5時半ごろ、上階からドドドドドド・・・!という騒音と振動が始まりました。この騒音はいつもなら7時ごろ始まるのですが、この日は騒音主の子供が早く起きてしまったらしく、私はその音で起こされました。
朝っぱらから暴れさせんなよ!早く注意しろよ!とメラメラと怒りが沸いてきました。 あ、これはちょうどよい機会だなと思って、私はベッドに横たわったまま“感情の旅”を始めてみました。


今感じているのは? 「怒り」
お腹のあたりにメラメラと感じるエネルギーを認めて、少し味わう。

その「怒り」の層の下にあるのはどんな感じ?
「罪悪感」 心臓のあたりに突き刺さるような痛み。
怒りに対する罪悪感。

その「罪悪感」の層の下にあるのはどんな感じ?
「理不尽の中に閉じ込められた感じ」
なんで私が偶然タチの悪い非常識な騒音一家の真下に住むことになって、こんな苦しみを味わうことになってしまったんだろう?
どうして私はこんなに運が悪いのだろう?
みじめな気持ち。
不運の中に閉じ込められた感覚。

その「閉じ込められた感覚」の層の下にあるのはどんな感じ?
「恐怖」
この世界は安全ではない。
なんでこんな恐ろしいところに住まなくちゃいけないの?

その「恐怖」の層の下にあるのはどんな感じ?
「無力感」
やるだけのことは全部やった。
がんばったのに状況は良くならない。
なんで?なんで? なんでいつも努力は報われないの?

その「無力感」の層の下にあるのはどんな感じ?
う~ん、もうこれより先はない感じ。。。
しばらく「無力感」を味わってみる。。。
全身を気持ちいいエネルギーが流れる感じがする。。。
特に手首と足首がすごく気持ちいい。。。
しばらくその流れを味わう。。。
再び眠りに落ちる。。。


以上のプロセスを、朝早く騒音に起こされた時に何度か繰り返しました。
が、やはりベッドの中で、しかも起きた直後にやると、結局二度寝してしまいます。
いつも「無力感」まで行って、そのエネルギーを味わいながら眠ってしまいます。

この「無力感」の先には何もない感じがするので、そのエネルギーが流れる感じが“感情の旅”でいうところの『大いなる源』なのでしょうか。
ただ睡眠不足で眠いから、二度寝に誘われる感じが、気持ちいいエネルギーの流れとして感じられたのかもしれません。

そこでこのプロセスを、もう一度夜の騒音ゴールデンタイムにやってみました。
ドドドドドド・・・!ドスン!ドスン! という音を味わいながら、ソファーに座った状態でやってみると、 いつものようにまた「無力感」で止まり、そこから逃げ出したいような、居ても立っても居られないような感じになりました。
でも、あえてその逃げ出したい感じや、行動を起こしたい感じと、一緒にいて味わってみました。
するとドッカーン!!とみぞおちのあたりに爆発するような感覚、そこから一気にエネルギーが全身を流れ、二度寝に落ちる直前に感じたのと同じ、すごく気持ちいい感覚になりました。 眠りには落ちなかったのでプロセスを先に進めました。


「無力感」の層の下にあるのはどんな感じだろう?
「強さ」「パワー」
全身を流れるこの気持ちいいエネルギーの感覚は自分自身のパワーだったんだ!?

さらに進めます。 その「パワー」の層の下にあるのはどんな感じだろう?
「至福」「安らぎ」


なんだかすごく意外でした。
「パワー」を十分に味わうと「安らぎ」になるとは・・・。
どうやらこれが『大いなる源』らしいです。
ここが折り返し地点です。
今度は今まで降りてきた感情の層を『大いなる源』と共に逆戻りしていきます。


もし『大いなる源』が「パワー」に対して何か言うことがあるとしたら、それはなんと言うでしょう?
今回は概念の塊としてそのメッセージが降りてきました。
瞬間的に!とわかるのですが、それを言葉にすると結構長くなります。
「いつも、常に、このパワーはあなたとともにある。この気持ちいいパワーを感じられないのは、思考のブロックでそれを押しこめているから。パワーを感じることは罪じゃない。パワーは戦うためだけに使うものじゃない。攻撃するためだけに使うものじゃない。だから感じていいんだよ。それは生きる力。誰もが持っている自然なエネルギー。魂の方向性、その流れを指し示してくれるものだから。」

「無力感」に対しては?
「無力感を感じるのは、自分で自分のパワーを抑圧しているから。それを抑圧しないと怖いと思っているから。パワーを解放したら、とんでもない事件を起こしてしまうかもしれないと思っているから。無力だと感じていた方が安全だと思っているから。でも、流れに沿って100%パワーを解放すれば、それは絶対に恐ろしい結果にはならない。今までの行動は、自分を奮い立たせて自分を無理に動かしていたから、流れに逆らった行動だった。だから自分を傷つける結果になった。流れに沿ってパワーを解放すればいい。流れはパワー自身が知っている。」

「恐怖」に対しては?
「あなたが本当に怖がっているのは、この世界じゃない。自分自身のパワーだ。あの騒音は抑圧されたあなた自身のパワーが出口を求めて暴れている音でもある。すべての恐怖は自分自身に対する恐怖だ。」

「理不尽の中に閉じ込められた感じ」に対しては?
「実は、理不尽さを感じているのはあなたのパワーだ。まさに閉じ込められているからだ。あなたのエゴが今までに習得してきた“世間体”、“常識”、“こうあるべき姿”の中に押し込まれ、パワーは自分の流れるべき方向性に流れ出ていくことができない。それはとても不自由で理不尽だろう。もちろん、世間体や常識の感覚を捨て去る必要はない。それに逆らって無理に行動するのも、流れに逆らう行為だ。流れに従えば、抵抗の最も少ない道を行ける。」

「罪悪感」に対しては?
「あなたも知っている通り、あなたの罪悪感の源は両親だ。まだほんの幼い頃から、あなたが自分の自然なパワーを発揮しそうな場面になると、母親の取り乱した顔、父親の悲しそうな顔が目に浮かんでいただろう。だからあなたは両親の望む方向性だけにパワーを発揮しようとした。努力していい成績を取ること。競争で他人に勝つこと。空気を読んでいい人でいようとすること。適度に目立って評価されること。目立ちすぎて批判されないこと。。。しかし、それは上手くいっただろうか?大変な苦労をしてきた割には、エゴの理想とするような結果は得られなかったのではないだろうか?エゴがパワーを制することはできない。流れに沿っていないパワーは、あなたにとって心地の悪い現実を創りだす。」

「怒り」に対しては?
「あなたの怒りに伴う思考のほとんどが、“相手に仕返ししてやりたい”という欲望である。これは現実をコントロールしたいというエゴの欲望の端的な現れである。何度も言うが、エゴ、つまり“私”と思っている思考が、パワーを制することはできない。コントロールしようとすればするほど、あなたは無力感・恐怖・理不尽さ・罪悪感に包まれるだろう。怒りはパワーへダイレクトにつながる入り口である。怒りに対して、恐れず、罪悪感を持たず味わってみよう。そのパワー自身があなたに流れの方向を教えてくれるだろう。」


なるほど、書き出してみてより理解が深まりました。

このプロセスに取り組むにあたっては、Insight CD Tranquil Ocean Waves (インサイトCD~波音バージョン)を聞きながら行いました。
いい感じで変性意識状態になれるので、深いところから洞察が得られます。
雨音バージョンもあります。

前回書いたコア・トラのプロセスで出た答えと、今回の感情の旅で出た答えをまとめると・・・、
私を悩ませているあの騒音は、行き場を失って暴れている私自身のパワーであること。
騒音が始まったら、これは私のパワーであると自覚すること。
状況に呑み込まれずに一歩離れたところから(=目を覚まして)、今沸き上がってくる怒りのパワーを味わうこと。
恐怖や罪悪感、理不尽さ、無力感を感じたら、それらの感情や思考が、自分のパワーをどうやって押し込めようとしているか観察すること。
それらの感情を感じている“私”(=エゴ)は、どんな戦略で本来のパワーをコントロールしようとしているか気づくこと。
本来のパワーは心地のよいエネルギーの流れとして感じられること。
パワーとつながったらその流れがどこに向かおうとしているのか、そのパワー自身に尋ねること。
その流れに従って行動すること。

書くのは簡単だけどな・・・
でも、ここですっきりと答えが出た気がするし、
分析好きの私のマインドも納得したようだし、
あとは、淡々と実践するのみ!

(続く)