【実験日記】スピ系メソッドで騒音問題を解決できるか(8)

謹賀新年。
今年こそは、騒音に悩まされない生活を手に入れたいです!
さて、前回(7)の続きです。

リアリティ・トランサーフィンシリーズには、なかなかなじみにくい用語がたくさん出てきますが、私が一番感銘を受けた用語は「振り子」という概念です。これは「記号」と言い換えても、「システム」と言い換えてもいいと思います(正確には全く同じものではありませんが)。また映画『マトリックス』が好きな方なら「マトリックス」という言葉に置き換えてもしっくりくると思います。童話『モモ』 で言えば、「灰色の男たち」です。

本当にこの「振り子」という概念はよくできています。ずっとモヤモヤしていた概念をよくぞ言葉にして、さらにその性質を言語化してくれましたね、と初めて読んだ時はゾクゾクしました。

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「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン 
p68
人々の集団の思考が一つの方向を向くと構造が出現することから、思考エネルギーのパラメーターが同一であると言える。同じ集団に属する人間の思考エネルギーは集まり、まとまった一本の流れとなる。この時、エネルギーの海の真ん中で、個々に独立したエネルギー情報体、すなわちエネルギーの振り子が産まれる。この構造はそれ自身が一つの生命のように独立して歩み始める。そして、この構造の中で活動する人々を自分の決まりに服従させる。

P72
▲振り子は、自分の信奉者たちのエネルギーを受け取り、それによって振幅を増大させる。
▲振り子は、より多くのエネルギーを受け取ろうとして、できるだけ多くの信奉者を自分に惹きつけようとする。
▲振り子は、自分の信奉者たちのグループをほかのすべてのグループと対立させる。
(我々はこうであるのに、奴らは違う。奴らの方が悪いのだ)
▲振り子は、信奉者になりたくない者なら誰であれ攻撃的に非難し、自分の側に引き入れるか、無力化するか、または排除するかしようとする。
▲振り子は、自分の行動を正当化し、より多くの信奉者を獲得するために、上品で魅力的な仮面をかぶり、高尚な目標を掲げて装い、人々の感情を掻き立てる。

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人間としてこの世界で生きていくためには、「振り子」という情報エネルギーでできた生命体のようなものと共存しなければなりません。この振り子のエネルギー源は人間の思考や感情です。思考が堂々巡りをして感情が強くなればなるほどエネルギーも強くなるので、その振り子は元気になります。

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p84
このように振り子にとっての一番の関心事は、人の痛いところを突いたり傷つけたりすることにある。その者の思考を占領することができれば、どんな手段を使おうがかまわない。

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つまり、私が騒音に悩まされて、怒り、恐怖、憎しみ、不安などの強い感情エネルギーをつくりだすたびに、自分の生命エネルギーを振り子に奪われてしまいます。その振り子は味をしめて、私にもっともっと強いネガティブな感情をもらおうと、私の思考を乗っ取り、騒音問題を深刻化させていきます。騒音問題について思い悩んで頭をいっぱいにしてしまったら、振り子の思う壺なのです。

ここでは、「人は常識的に行動しなけければならない」という私がとらわれている常識の振り子と、「自分の家なんだから子供を自由に暴れさせてもいいはずだ」という騒音一家がとらわれている信念の振り子が対立し、お互いの信奉者たちの強い感情が掻き立てられるたびに、振り子はエネルギーを吸い取ってさらに大きく揺れているという状態です。振り子は人間からエネルギーを吸い取るために対立しているとも言えます。

では、どう対処すればいいのかというと、振り子の挑発に乗らずに、振り子のゲームから降りることです。振り子と闘うことは、すなわち振り子に自分のエネルギーを与えることになってしまうからです。

騒音に対してはなるべく無関心になることです。

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p193
もう一つの例を見てみよう。深夜、あなたは隣家の騒音で眠りを妨げられたとしよう。あなたは眠りたい。明日は仕事が待っている。しかし、隣家では宴たけなわである。早く騒ぎが収まって欲しいとあなたが強く思えば思うほど、騒ぎはもっと長引く。あなたが隣家に腹を立てれば立てるほど、騒ぎはますます熱を帯びてくる。もしあなたが彼らをひどく憎むようになったならば、このような夜が頻繁に繰り返されることを請け合ってもよい。この問題の解決には、振り子から身をかわしたり手なづけたりする手法を使うことが可能だ。振り子を手なづけるには、あなたがこの状況にアイロニーを持って対処すればよい。何の感情や関心も表さずに無視するということもできる。そうすれば、あなたは振り子から身をかわすことになり、ポテンシャルも発生しない。また、あなたは選択肢を持っていて、それらの応用方法を知っているのだという意識が、あなたに平穏をもたらすことだろう。まもなく隣家は静かになる。こんなふうに働くから、試していただきい。
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思考を止めたり焦点をそらせたりするQE(クォンタム・エントレインメント)のようなメソッドは、振り子の挑発をかわすことを狙っているんですね。毎日瞑想するだけで運がよくなるのも、この理論モデルに当てはめれば、思考を乗っ取られることを防げるからということになりますね。一方、嫌な感情に直面して味わうメソッドもこのトランサーフィンと矛盾していません。

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p95
望まないことから解放されようとして、多くの人がまったく正反対の結果をもたらす行動をしている。縁を切るためには受け入れなければならない。ここで「受け入れる」とは、自分の中に取り入れるということではなく、生存する権利を認めた上で無関心な態度でそばを通り過ぎるということである。受け入れて向こうへ行かせる、すなわち、自分をやり過ごしてもらい、さようならと手を振ることである。反対に受け入れてとどめるということは、自分の中に取り入れた後、親しくなる、または、抵抗するということである。
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私がしていたのは後者です。騒音問題を解決するためには「受け入れて流す」ことが必要なのに、私がしていたのは「受け入れて抵抗する」ということだったのです。これでは騒音は治まりません。ここで、ホ・オポノポノのKR(カマイリ・ラファエロヴィッチ)女史の言う、その“記憶”の存在を尊重する気持ちが一番大事という意味がやっとわかってつながってきました。
私の場合、沸きあがってくる感情を味わいつつも、「こうすれば、解決するんだよね?」「まだ?まだ?まだ引っ越さないの?」「あれ?ちゃんと効くメソッドしてるはずなんだけどな…やっぱこれ、インチキなの?」と相手に変わって欲しいという期待を手放せずに、相手の存在に対して抵抗しながら頑張って嫌な感情を味わっていたのです。

ここで必要な認識は、
「相手は変わらない。その存在もOK!」
「自分がそれを嫌だと思う。その気持ちの存在もOK!」
相手も自分も、すべての存在のあるがままを尊重するということですよね。
ってこれ、よく言われていることで、知識としては知っていたんだけど、何事も実践するのは難しいですね。
自分にとって嫌なものも好きなものもこの世界にいてもいい。
そこで自分はどうするか。それも自由です。
戦ってもいい。逃げてもいい。
でも、相手の存在を消そうと、あるいは正そうとして頑張ると、それはその存在のあり方を許しているこの世界の意図ではないから、世界と対立することになって苦労するよ~ということです。
では、どうすればいいのか。
この本では展覧会のたとえで説明しています。展覧会では自分の嫌いだと感じる絵が飾ってあっても、それを撤去しようとしたり燃やそうとしたりはしません。ただその場を立ち去り、好きなものが展示されているコーナーに行くだけです。
つまり、嫌なものじゃなくて好きなものに=行きたい方向に焦点を合わせるだけです。
これ、引き寄せの法則の基本ですよね。
ただ、これをリアルで実践しようとする時に問題となるのが、
「いやいや、騒音は自宅でひっきりなしに鳴り響いているんだから、その場を立ち去って逃れることはできないでしょ?」
ということです。ここが私のずっとひっかかっていたポイントです。
引き寄せの基本は知ってるんたけどさ…無理じゃん?となって、結局堂々巡りを何年もしていました。

今回、騒音問題と真剣に向き合ってみて、その上でトランサーフィンをしてみて、このひっかかりポイントを突破できたように思います。

(続く)